はげ・薄毛対策をしている又はしようとしている本人から見ると、その外側の人々は、老若男女があまり意識されず均質の集団のように考えられることが多いと思います。
というか、対策をしている自身について、このグループの目にはこう映るだろう、あのグループからみたらこう映るかも、と細かな分析ができるようになるには、かなりの人生経験が要るものと思います。
更に、外野から見られた際に一目で不自然さが目立ったりしない限り、対策は成功していると考える筆者のような人間からすると、一部の鋭敏すぎる人から気付かれるかどうかはほとんど問題ではありません。
ですが今回は、そうした一部の鋭敏すぎる(というか目の付け所が特殊な)方々について、筆者の最近の体験を元に、記事にしてみました。
はげ・薄毛や、かつらに関することだけでなく、日常生活での目線の在り方や、東洋と西洋の物の見方についても記載しているので、広くご参考にしていただけると思います!
初対面の方々による実験
とある経緯により、筆者は最近とある会社の研修会に参加し、約20人の初対面の方々と、人にもよりますが約3時間~70時間程の時間を共にさせていただきました。
会社の研修会ですから、体育会系の柔道部のような接触はありませんが、至近距離での会話、一方は起立・他方は着席での会話、更には軽い身体の接触もありました。
さて、筆者のかつらに気付いた人は何人(何%)いたでしょうか?
結果は以下の通りです。
初対面ながら、数十時間様々な角度から視察できる日本人がかつらに気付く確率:
≦ 5%
筆者の体験から
実は筆者のかつら(以下、婉曲表現を用い「製品」と記載)、複数を使いまわしていますが、一つがなぜか最近劣化が進行し、前頭部の分け目辺りが(製品としては生命線)ひどく人工毛が薄くなっていました。
分かっている筆者から見ると、かなり不自然というか、薄毛が進行した状態に見えて、早く対策しないと、という状態でした。
そんな状況ながら、実験も兼ねて研修に臨んでみたところ。。。
上記の通り、薄毛に気付いたと思われる視線を投げかけたのが、約20人の内1人でした。
これを踏まえて考えたことを3点、以下に記載します。
1.「Analyze(分析する)」的な見方
以下の図で、ターゲットは、グループ1かグループ2のどちらに近いでしょうか?
筆者を含めて日本人は、グループ1を選ぶ方が多いようです。一方でヨーロッパ系アメリカ人のほとんどはターゲット2を選んだそうです。
グループ1はターゲットと花びらの感じなど、全体的な雰囲気で似ていますが、確実な共通点はありません。
一方でグループ2とターゲットとは、ピンとした茎という、確実な共通点があります。
このような全体の雰囲気とは別の、共通点・ルールは、絵を部品に分解した上で評価する・比べてみる、という作業なしでは辿り着くことができません。
「分析する」英語で「Analyze」とは、「ひとつ(ana)」「にする(lyze)」という意味があるようです。
このような、ひとつにする作業(分析)を無意識的・基本的に行う人は、西洋人に多いようですが、日本人にも少数ながらいると思われます。
そうした方が、かつらに気付く確率が高いのではと、筆者は考えています。
参考ですが、アメリカの製品のCMで、製品の地肌部分を顕微鏡で映し出し、「こんなに自然なので、見破ることは不可能です!」というのがありました。
当時の筆者は、自然だけどそんな風に見る人はいないよ、と思っていましたが、分析的な見方をする人が多い国では、必要なアピールだったのだと理解しています。
2.個人差は大いにあり
西洋人はかつら(製品)を見破る人が多いのではと、上記で記載しましたが、そうとも言い切れない事例(体験談)もあります。
筆者が親しくなったイタリア系アメリカ人のケースですが、筆者の製品については全く気付いていませんでした。
とある店舗の店員のバレバレの製品を見て、「あんなにわかりやすくちゃあな。鉛筆で書いたようだよなぁ。」とつぶやいてました。
でいい機会なので筆者も製品だと告げるとマジでびっくりしていました。
3.逆もしかり(自分の目線に要注意)
今回の1/20のケース以外にも、これまでの経験から数%の方は、製品に気付くものと理解しています。
その経験から分かったこと。それは。。。
人がどこを見ているかは、見られている自分は「超」よくわかる
筆者の経験より
というものです。
製品については別にいいのですが、心配になった方はいませんか?
そうです。あなたが異性の身体の特定の箇所に視線をやったとすると、
それは相手の異性からは、手に取るように、というか、
痛い(キモイ)
ほどよくわかるのです。
薄毛・はげを経験してよかった、と思った数少ない事例がこれに気付いたことです。
この記事を読んだ方は、是非ともそれぞれで検証の上、今後の視線の置き方についてお役立ていただければと思います。
製品を検討されている方へ
このように、製品に気付く方は、その精巧さに関わらず一定(数%)の割合で存在するものと思います。
そうした方を、自身と製品にとっての最初の応援団と位置付け、
「さすが!わかりますかね。内緒なんですがね、・・・」
と屈託なく話せるようになっていたいものです¥。
「男性機能が心配だけど、AGAの内服薬を飲んでるんです。」という告白よりはしやすいと思います。
ドラッグを服用しているわけではなく、化粧をしている・服装に気遣っている、という程度ですので。
いかがでしょうか?
製品の着用だけでなく、日々の視線の置き方についても、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。