薄毛・若はげの悩み、相談もしにくいし何とも言えない嫌なものですよね。
「この年齢でこの状態はやばい。」
「これ以上進行したらどうしよう。」
と思い悩む反面、
「まだ大丈夫だろう。」
「本格的に対応するのはまだ早すぎる。」
と思い、具体的な行動に移れない。。。
ゆでガエル現象みたいなものかもしれません。
世の中の毛髪産業のキャッチコピーは、「悩みはご無用」とかそんなのが踊っていて、本当ならいいなと期待する反面、薄毛と無縁のタレントや従業員を見て、他人事だから気楽なことが言えていいよなー、なんて逆恨み的な感情を持ったり、どうしたものかと考え込んでしまう悶々とした状態だと思います。
そんな方々に、少しでも参考になればと思って書きます。
今回のテーマは、増毛するか製品※に頼るか。
※「製品」というのは、ウィッグ・かつらの婉曲表現です。少なくとも毛髪産業のとある大手ではこの名称を使っているので、多分業界では一般的なんだと思います。
どちらがおススメか、増毛歴2年、製品歴25年の体験にもとづき書きます。
その経歴なら、どうせ製品をすすめるんでしょ!と思うあなた。
正解です。正確には多くの人にとって製品がお薦めだと思っています。
もちろん一部の方については、増毛も正解だと思います。
具体的に見ていきましょう。
増毛のメリットとデメリット
メリットは入りやすさと育毛との併用
- 入りやすさ:自毛の根元に人工毛を結びつける形態なので、自毛を最大限活用でき、にせもの感が少なくて済みます。
- 育毛との併用:増毛業者が提供する本格的な育毛プログラムと併用できます。製品を装着し続けているわけではないので、日常的に自分での育毛活動も可能です。
デメリットは高額費用と薄毛の完全カバー(薄毛フリー化)が難しいこと
- 費用:25年以上前の話になりますが、月に一度の取付けと育毛のセットで、1年間分で約180万円ほどの契約だったと思います。
- 現在のA社の例:取付料込みで1本当り64円
→ 1万本なら640,000円 - 昔より高くなっているかもしれません。。。
- 現在のA社の例:取付料込みで1本当り64円
- 薄毛感の残り:数千本の増毛では増えた感はあるものの、薄毛感は消えてくれませんでした。
- 抜け落ち:ただでさえ弱くなっている自毛に、結びつけられた人工の髪による負担がかかるため、自毛の根元から抜けてしまうケースが非常に多かったです。
取付けの直後こそ増えたな感はあるものの、すぐに薄くなっていくのを悲しい思いで実感してきました。 - 生え際:既に後退してしまったエリアには、結びつけるもとになる自毛がないので増毛できません。
※線または面のベース的なものを貼り付けて増やすタイプも出ているようなので研究の価値はあるとは思います。 - 結び目:自毛へ結びつけるので結び目ができます。くし通りは悪くなり、また近くで意識して見ると小さな点として結び目が見えます。
製品のメリットとデメリット
メリットは薄毛を全く無かったことにできること(薄毛フリー)と比較的安価な費用
- 薄毛感ゼロ:少し前までのたっぷりの髪が戻ったのを鮮明に覚えています。とうとうかつらのお世話になったかというネガティブな気持ちよりも、薄毛・若はげの外見から解放されたうれしさ、自信感の方が断然大きかったです。
- 完成度:生え際や髪の流れなど、25年以上前の時代から非常に精巧にできていました。
前髪を下ろす髪型なら、製品であることを見極めることは非常に難しいです。筆者は前髪を上げる髪型でしたが、ばれることはほとんどありませんでした。- ばれるケースやその対処法、ばれないからこその苦しみについては別途書きたいと思います。
- 費用:筆者が最初に利用した大手の製品の例では、25年以上前のデータですが、2着を4年数か月間使って110万円強(税抜き)でした。
つまり月当り2万円程度。(110万円/4年/12か月=2.3万円)
現在も概ねそのレンジと思っていただいて結構です。- 最近は大手以外から1つ数万円で精巧な製品もあるようですので、そのうちに試してみたいと思います。
- 意外なメリットと言うか、装着感ははじめから意外と気になりませんでした。
デメリットは心理的なハードルの高さと育毛へのモチベーションの低下
- 心理的なハードル:20代はおろか30代40代であってもかつらをかぶるということについてはとても大きな抵抗があると思います。
筆者もそうでした。とある大手育毛産業の営業マンが、いきなり20代の筆者にかつらを薦めてきましたが、当時の私には拒否反応しかありませんでした。
今振り返ると、増毛という回り道をしてしまったと思う面はあるものの、相当信頼できる情報と適切なメンタル面のケア がなければ、当時の反応は致し方ないものだったと思います。
然るべき時間の経過やプロセス、またメンタル面の対処の後でないと、到底進めないほどハードルは高いと思います。 - 育毛へのモチベーション低下:安心して育毛活動をしなくなるのは事実です。
ただこれが薄毛の進行に悪影響を及ぼすかは、何とも言えない所です。
おススメ
増毛をおススメしたい方
これまで見てきた特徴から、以下が当てはまる方なら増毛もおすすめできると思います:
- お金と時間をかけてもいいという方
- 現状の維持やある程度の改善でもいいという方
(薄毛がまだそれほど進行していない、又は進行してはいても年相応等の理由で薄毛フリーまで持っていかなくていいという方) - 髪が戻ってくるという信念のもと育毛活動をやりきってみたい方
(育毛剤の事例として、以下をご参考に願います。)
製品をおススメしたい方
「お金はあっても別の事に回したい」
「どうせお金を一定額かけるなら薄毛フリーになりたい 」
という方の方が多いでしょう。
ですのでやはり、筆者が多くの方におすすめするのは製品です。
薄毛フリーどころか、筆者の場合はかなりの天然パーマが悩みだったのが、思わぬ形でストレートに若干のウェーブといった憧れのヘアスタイルが実現してしまいました。
整髪料を使い更にイケてる感じ(自称だけでなく。(^^))にすることまでできてます。
お金はかかりましたが、製品には感謝しています。
いかがでしたか?
今回は植毛や内服薬による発毛などは扱わず、多くの方の検討対象になり、迷うであろう増毛と製品について比較してみました。少しでも参考になれば幸いです。
対策に向けて行動される方は以下をご参考に願います。
筆者の経験からとても親切にご対応いただけます。